体ひとつで働く仕事なのに、自分の将来設計が何もできていませんでした。それに気づいて、FP2級と簿記3級を独学で取りました。
- 怪我をしたら生活がどうなるか分からない
- お金の話を誰にも相談できていない
- 保険も税金もよく分からないまま
- 家族のために何か始めたい

現場仕事なので、体を壊したら終わりだなと思うことがあって…。

私も同じでした。だから現場の資格とは別に、お金の資格を2つ取りましたよ。
私は現役の土木潜水士です。FP2級を2024年12月に、簿記3級を2026年5月に取りました。どちらも独学で、資格手当は1円も付きません。この記事では、現場で働く私がなぜお金の資格を取ったのか、費用と期間はどれくらいだったのか、そして取って何が変わったのかを書きます。
現場職が取った理由

私が取ったのは現場の資格ではありません。FP2級と簿記3級という、お金の資格です。現場の資格は会社が費用を出してくれますが、この2つは自分で払いました。手当にもなりません。それでも取ったのには理由があります。ここでは、何がきっかけだったのかを書きます。
体ひとつで働く不安
現場作業は、いつ怪我や事故に巻き込まれるか分かりません。潜水の仕事ならなおさらです。
体が資本の仕事は、その体が動かなくなった時点で収入が止まります。ブルーカラーと呼ばれる働き方には、そういう面がついて回ります。
将来設計が何もなかった
それなのに私は、自分の将来設計をまったく立てていませんでした。収入が増えても、その先のことまでは考えていなかったのです。
家族がいるのに、何かあったときにどうなるのかを把握していません。この状態のほうが、怪我そのものより怖いと気づきました。
きっかけは1本の動画
動き出したきっかけは、お笑い芸人のサバンナ八木さんの動画でした。お金に対する価値観に強く共感したのです。
八木さんは2023年にAFP、2024年10月にFP1級に合格されています。本来ならプロのFPに相談すればいい話です。ただ私は性格的に、自分で分かるようになりたいと思いました。
先に取ったのはFP2級

お金の資格として本格的に取り組んだのがFP2級です。その前に3級も取得しています。2級に合格したのは2024年の12月でした。独学で、使ったのはテキストと問題集の2冊だけです。勉強期間は3か月でした。ここでは、かかった期間とお金を具体的に書きます。
独学3か月で取った
勉強期間は3か月です。学校には行っていません。
使ったのはテキストと問題集の2冊だけでした。現場の資格は学校に通いましたが、FPは自分で読んで解くだけで足りました。
受検手数料は1万1700円
受検手数料は学科5,700円と実技6,000円の合計1万1,700円です。日本FP協会の公式サイトに出ている金額になります。
ここにテキスト代が加わります。現場の資格と比べれば、かなり安い部類でした。
今はCBT方式で受けられる
知っておいてほしいのが試験の形です。今は好きな日程を選んで受けられるCBT方式になっています。
紙の試験は2025年5月が最後でした。土日が仕事で埋まりがちな現場職にとって、日程を自分で決められるのは大きい変化です。
次に取った簿記3級

次に取ったのが簿記3級です。2026年の5月でした。FPから1年以上あいています。きっかけはFPとは別です。お金の勉強を続けるうちに、必要性が分かってきました。ここでは、なぜ2つ目に簿記を選んだのかを書きます。
お金のいろはだと知った
きっかけは、加入していたリベシティというサービスで学んだことです。FPと簿記はお金のいろはだと知りました。
FPは個人のお金、簿記はお金の記録のしかたを扱います。この2つが土台になると分かって、迷わず申し込みました。
独学2か月で取った
勉強期間は2か月です。FPより1か月短く済みました。
使ったのはテキスト1冊と問題集2冊の計3冊です。問題集を多めにしたのは、簿記が手を動かして覚える試験だからでした。
受験料は3300円
受験料は3,300円です。ネット試験の場合、別途550円の事務手数料がかかることがあります。

FPより安く、期間も短く済みました。先に簿記から入るという選び方も、十分にありだと思います。
取って変わったこと

ここからが本題です。2つ取って変わったのは、お金に関する判断が自分でできるようになったことでした。知識が増えたというより、動けるようになったという感覚に近いです。ここでは、実際に何ができるようになったのかを書きます。
マネーリテラシーが上がった
一番大きいのは、マネーリテラシーが上がったことです。収入と支出の管理、貯蓄、投資、保険、税金といった基本を持ったうえで判断する力のことを指します。
それまでの私は、知らないまま何となく決めていました。今は理由を説明できます。
保険と税金と給与明細が分かる
具体的には、保険の見直しができるようになりました。納税の仕組み、会社の給与明細の中身、経費の計上なども分かります。
給与明細は毎月もらっているのに、何が引かれているのか読めていませんでした。読めるようになると、手取りの増やし方の見当がつきます。
ライフプランを作れるようになった
そして一番役に立っているのが、自分のライフプランを作れるようになったことです。将来いくら必要になるのかを、自分で計算できます。
先が見えないまま不安を抱えるのと、数字で把握したうえで備えるのとでは、気持ちがまったく違いました。これが私にとって最大の収穫です。中身については、あらためて別の記事で書きます。

手当にならない資格

最後に、正直なところを書いておきます。この2つに資格手当は1円も付きません。現場で使う資格ではないので、会社の評価の対象外です。それでも取ってよかったと思っています。ここでは、その理由を書きます。
資格手当の対象外
私の資格手当は月5万円ですが、この中にFP2級と簿記3級は入っていません。対象になっているのは、現場の作業で使う資格だけです。
どの資格に手当が付いて、どれが付かないのかは資格手当でいくら増える?【月5万円を公開】現役土木潜水士の実例にまとめました。
それでも取る価値があった
手当にならないから無駄だ、とはまったく思っていません。むしろ家計への効き方で言えば、こちらのほうが大きいくらいです。
保険を見直せば毎月の支出が変わります。先取り貯金を続けられるようになったのも、この知識があったからでした。やり方は貯金ゼロだった私の先取り貯金【手取りの2割】現役が実例公開に書いています。
自分と家族のために取る
この2つは、会社のためではなく自分と家族のために取る資格です。だから独学で、自腹で取りました。
現場の資格は会社に出してもらい、お金の資格は自分で取る。この分け方が、今の私にはしっくりきています。
FPと簿記のよくある質問

FP2級と簿記3級について、よく聞かれることに答えます。私が実際に取ったときの経験と、公式に公開されている情報にもとづく内容です。手数料や試験方式は変わることがあるので、申し込む前に公式サイトで確認してください。
FPと簿記はどちらを先に取るか
私はFPを先に取ることをおすすめします。自分の生活に直結する内容なので、学ぶ意味を感じやすいからです。
簿記は会計の記録を扱うので、少し抽象的に感じる人もいると思います。
3級と2級はどちらから受けるか
取りやすさで言えばFP3級のほうが取りやすいです。私も3級を取ってから2級に進みました。いきなり2級が不安なら、同じ順番で進む手もあります。
ちなみにFP3級の受検手数料は、学科と実技を合わせて8,000円です。
独学でも合格できるか
私は2つとも独学で合格しました。FPはテキストと問題集の2冊、簿記は3冊です。
ただし簿記は手を動かす量が必要なので、問題集を多めに用意したほうがいいと思います。
費用はどれくらいかかるか
受検手数料だけなら、FP2級が1万1,700円で簿記3級が3,300円です。簿記のネット試験は、別途550円の事務手数料がかかることがあります。
これにテキスト代が加わります。現場の資格と比べると、かなり安く収まりました。
現場職が取る意味はあるか
あると思っています。現場職こそ、体が動かなくなったときの備えが必要だからです。
収入の増やし方だけでなく、守り方を知っておくと気持ちが変わります。
まとめ

- FP2級は独学3か月で取得
- 簿記3級は独学2か月で取得
- 受検手数料は1万1,700円と3,300円
- 今はどちらもCBT方式で日程を選べる
- 資格手当には1円もならない
- ライフプランを作れるようになった
現場で働く人ほど、お金の知識は守りになります。体が資本の仕事は、その体が止まったときに収入も止まるからです。
私は現場の資格を会社に出してもらい、お金の資格は自分で取りました。この2つは、どちらも家族を守るための装備だと思っています。
- 直近の給与明細を1枚開いてみる
- FP3級のテキストを1冊だけ見てみる
- 加入している保険の内容を確認する
まずは1つ目で十分です。給与明細が読めるようになるだけで、お金の見え方が変わります。



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